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2020年10月 一覧

最近の判例(損害賠償)

◎最高裁第2小法廷令和2年2月28日判決(判タ1476-60)破棄差戻 【被用者の使用者に対する逆求償】トラック運転手が勤務中に起こした交通死亡事故について,自ら遺族に1500万円損害賠償をした後,勤務先会社に求償をした事案において(勤務先の上場会社は,任意保険をあえて契約していなかった),高裁は,使用者と被用者の共同不法行為が成立する場合を除き求償できないとしたが,最高裁は,「被用者は,使用...

最近の判例(不動産売買・賃貸借・建築)

〇東京高裁令和元年7月17日判決(判タ1473-45)※横浜地裁H31.1.30判決の控訴審 【賃貸借・保証債務の制限】 一審が認めた被告側からの一方的意思表示による連帯保証契約の黙示の解除の意思表示は認めなかった。ただし,賃借人の生活保護が廃止された2年後以降の請求は権利濫用にとして許されないとした。一審の請求認容額が約45万円であったのに対し,控訴審の認容額は約87万円。   ▽東京地裁平成31年4月25...

最近の判例(労働)

◎最高裁①R2.3.30判決(判タ1476-49)【破棄差戻】 歩合給の計算に当たり売上高等の一定割合に相当する金額から残業手当等に相当する金額を控除する旨の定めがある賃金規則に基づいてされた残業手当等の支払につき,時間外労働等に伴い発生する残業手当等の額がそのまま歩合給の減額につながり,歩合給が0円となることもあるなど判示の事情の下では,これにより労働基準法37条の定める割増賃金が支払われたとはいえない。 ...

最近の判例(相続関連)

〇大阪高裁R1.7.17決定(判タ1475-79) 【遺産分割 】 遺産分割協議後に発見された遺産の分割において,抗告人が先行協議により各相続人が取得した財産の価格に有意な差があるからこれを考慮すべきと主張したが,裁判所は「先行協議の当事者は,各相続人の取得する遺産の化学に差異があったとしても,そのことを是認していたものというべきである。そうすると,先行協議の際に判明していた遺産の範囲においては,遺産分割と...

最近の判例(交通事故)

◎最高裁①R2.7.9判決(自保2068-1) 【定期金賠償】交通事故の被害者が事故に起因する後遺障害による逸失利益について定期金による賠償を求めている場合において,不法行為に基づく損害賠償制度の目的及び理念に照らして相当と認められるときは,逸失利益は定期金による賠償の対象となる。この場合,交通事故の時点で,被害者が死亡する原因となる具体的事由が存在し,近い将来における死亡が客観的に予測されていたなど特段...

最近の判例(離婚・親族・財産分与)

◎最高裁①R2.1.23決定(判タ1475-56) 【婚姻費用】婚姻費用分担審判の申立て後に当事者が離婚したとしても,これにより婚姻費用分担請求権は消滅しない(原審は,離婚により婚姻費用分担請求権は消滅する,としたがこれを破棄した)。 〇東京高裁④R1.8.23判決(判タ1472-98) 【面会交流】 離婚して3人の子(19,16,14歳)の親権者となった元妻に対して,和解条項に基づく月1回の直接の面会交流を求めた...

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